平成23年度 高岡産業文化振興基金 奨励事業の認定について

審査日時:平成23年8月31日(水)
審査会場:高岡商工ビル 505号室

1.奨励事業   奨励総額 350万円  件数 7件

2.審査結果   【奨励額・奨励事業名・申請事業者】


分流方式による平歯車の冷間鍛造法の開発

奨励額 120万円

澤川鍛造工業株式会社 代表取締役 澤川 幸利 

[住 所] 高岡市戸出春日786

 高強度な平歯車は、建設機械用の油圧部品等に多く使用されており、今後、建設機械は特に中国等の新興国で需要が増大すると予想されている。部品製造メ−カー間の価格競争に打ち勝つためには、技術革新を進め製造コストを抑えることが必要である。
 本申請は、現在、切削加工のみで生産されている平歯車の製造工程に冷間鍛造法を取り入れることにより生産効率を向上させ、低価格で強度や耐摩耗性において優れた性能を持った製品を研究開発するものである。特に本研究では、加圧時に被加工材の流れを多方向に生じさせる分流方式によって、加工荷重の低減と素材の充填を促進させ、平歯車のような複雑形状の製品を冷間鍛造により低コストで作製することに、新規性と優位性がある。県内の油圧部品メ−カーへの製品供給等により、地域産業の技術連携や地域経済の発展に繋がることが期待できる。


融雪型屋上・屋根緑化システムの開発と実証実験

奨励額 90万円

有限会社EERP(イーツーアールピー) 代表取締役 高辻 隆

[住 所] 高岡市下麻生伸町859-11

 植物によるCO2の固定や断熱作用による節電効果を目的として、各種の屋上・屋根緑化システムの施工が太平洋沿岸で実施されている。しかし本県のような積雪地帯では、積雪時の雪下ろし作業への弊害のため、未だ広く普及するまでには至っていない。
 本申請は、流水を植栽土壌内と地中ラック間を循環させ、無散水で融雪を実現する緑化システムの開発と実証試験を行うものである。屋上緑化に適した「常緑キリンソウ」の採用、新規植栽土壌の開発およびパネル工法を用いたユニット化により、夏場の断熱用に開発した緑化システムを冬場の積雪対策にも適用可能にするもので、革新性と優位性がある。
 植栽土壌やパネル資材に県内製品を使用し、植栽管理も県内企業に委託するものであり、広く普及すれば、地域経済発展への寄与が期待できる。


目指せ!B-1グランプリ 「高岡流お好み焼き"ととまる"」
〜高岡独自の新たな食ブランドの確立〜

奨励額 40万円

飲食店経営サポート とやま 代表 鎌谷 隆一

[住 所] 高岡市荻布177-1

 近年の景況における消費低迷により、飲食関係の業者には苦戦をしているところが多い。一方、地域独自の食を見直しブランド化することにより、飲食店はもとより観光客の増加等により地域全体が活性化する例が全国的にみられる。
 本申請は、富山らしい魚のすり身を使った「高岡流お好み焼き"ととまる"」を、高岡市を中心とした数多くの飲食店にお店のひとつのメニューとして取り扱ってもらい高岡の名物にしようとするものである。"ととまる"は、子供から大人まで好き嫌いなく食べられ、また、いくつかの条件を満たせば、各飲食店で自由にアレンジできるようになっている。
取り扱い店を増やし認知度を高めれば、高岡の新しい食ブランドになる可能性が高い。本事業により、外食が増え、飲食店関係の売り上げが増加すれば、地域経済が活性化する。また、目的のB-1グランプリ出場が達成されれば、県外からの観光客の増加による、大きな経済効果も期待できる。


プロジェクトユーロ(欧州から高岡への観光客誘致)

奨励額 40万円

ホクセイプロダクツ株式会社 代表取締役社長 冨田 昇太郎

[住 所] 高岡市末広町1-8

 富山県には、台湾、中国、韓国など東アジアからの観光客は近年増えてきているが、近隣の高山や金沢に比べて、ヨ−ロッパからの観光客が極めて少ない。
 本申請は、ヨーロッパから日本へのハブ空港を持つフィンランドからの旅行客に、高岡に来てもらうことを促進するものである。JTBフィンランドとのコラボにより、来年3月からの富山へのツアーが決定しており、これを契機に事業の充実を図る。高岡には古くからの文化遺産と雨晴海岸に象徴される大自然、そして日常の古き良き日本の趣が共存しており、目の肥えた欧州の観光客には新しい訪問地となる可能性が非常に大きい。本事業により、欧州からの観光客が高岡に増大すれば、宿泊施設、お土産、飲食店等に経済的な波及効果が期待できる。


「SHIN」ブランドの確立 高岡仏具の新たな風を起こせ
〜デザイナーと県内のガラス作家による仏具〜

  奨励額 20万円

株式会社ハシモト清 代表取締役 橋本 清治

[住 所] 高岡市あわら町12-18

 高岡は仏具の生産では日本一であるが、近年、消費者の宗教離れにより仏具業界は低迷しており、伝統の技術を守りつつ新たな客層を獲得する必要がある。
 本申請は、デザイナー考案の新規な形のものを今まで主流だった銅器ではなく、富山のガラス作家によるガラス製の仏具を作製し、仏具業界に新風を注ぐことで、消費者の拡大を狙うものである。更に洗練されたリ−フレット・ポスターを創り、メディアなどにもアピールする。デザイナーによる独創性あふれる形とガラス作家による独自技法とのコラボレーションにより、今までにない仏具の表情を提供する独自性と革新性がある。仏具の街高岡の商品として知名度が上がり、販売が増加すれば業界に活気が戻り、地域経済の活性化が期待できる。


高岡製ルアープロジェクト 高岡産 釣具用疑似餌(ルアー)
ABS製リップレスミノー 亜鉛製メタルジグ

  奨励額 20万円

チーム TAPP takaoka(タップ タカオカ) 代表 山口 新太郎  丸山 達平

[住 所] 高岡市東海老坂1523-1

 釣りガール、釣り少年など、釣人口は現在幅広い層に広がっている。中でもルアーというジャンルは、気持ち悪い餌を触る必要ないため女性にも人気がある。
 本申請は、新たにルアー釣りをしてみたい人たちのために簡単に釣れるルアーを開発するものである。特に漆器、鋳造などの高岡の工芸、工業技術を生かし、優れたものを作製し、高岡産のルアーを全国、世界にアピールする。
 ABS製リップレスミノーは、遠くの魚に届くフラッシング機能と、餌の魚のような2種類の波動を再現した、他にない優位性をもつ。また、亜鉛製メタルジグは、従来の環境への有害性が懸念されている鉛に替えて、初めて、適度な重さで錆びにくい無害の亜鉛を使用したものである。漆器、鋳造、プラスチック、塗装など大部分を高岡市内で生産を行うため、販売量が増加すれば、地域経済への貢献が期待できる。


Kimama House パステルアート

  奨励額 20万円

お絵かき工房KimamaHouse 主宰 今井 理恵

[住 所] 高岡市伏木古府2-8-13

 自分で絵を描き完成させることは、達成感、充実感および癒しの時間が得られるため、保育園児から年配の人まで、絵を描きたいという希望は多くなっている。
 本申請は、自分で絵が描けない人たちに、申請者が描いたオリジナルの図案をもとに作成した型紙やテンプレートを使ってパステルアートができるように、テキストやテンプレートを作成、販売するものである。申請者の絵画教室での経験をもとにして、多くの人に「私にも描けた」「うれしい」と感動を与えることができるよう作成されたテキストやテンプレートは、今までにない独自性の高いものである。各種イベント等で活用することで、集客ができ地域を盛り上げることができる。また、高岡市や富山県に関する風景等を題材とすることで、旅行客向けのお土産としても販路が見込め観光産業の活性に繋がることが期待できる。


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