平成25年度 高岡産業文化振興基金 奨励事業の認定について

審査日時:平成25年8月27日(火)
審査会場:高岡商工ビル 505号室

1.奨励事業  奨励総額 470万円(内、観光特別枠100万円、産業観光特別枠50万円)  件数 7件

2.審査結果  【奨励額・奨励事業名・申請事業者】


富山ねりもの文化をはじめとする県西部の食文化と高岡の観光資源や伝統産業の発信事業

奨励額 100万円
観光特別枠奨励額 100万円
計 200万円

麻善蒲鉾有限会社 代表取締役 麻生大輔 

[住 所] 高岡市二塚199-16

 北陸新幹線開業に伴い新高岡駅が新設されるが、高岡駅は、今後も観光客、市民にとっての交通の要所であり、高岡の顔であることは変わりなく、新高岡駅の利用者も高岡駅に誘引し、中心市街地の活性化、観光客の市街地への誘導に繋げることが重要である。
 本申請では、高岡駅に隣接して来年3月に完成予定の新高岡ステーションビル「curun TAKAOKA」に、高岡の食文化や観光資源、産業資源を発信できるアンテナショップ的な店舗を開設する。特に、物販部門では、富山の伝統食品である蒲鉾(ねりもの)をはじめ、昆布、県西部の食のお土産や伝統産業である銅器や漆器等を展示販売する。飲食部門では、物販食材だけでなく新たに開発した養殖ヒラメ蒲鉾を器も高岡の伝統工芸品を使用して提供するなど、工夫を凝らしている。本事業により、高岡駅に高岡を象徴する店舗を開設することで、高岡駅・新高岡駅を結び、中心市街地の活性化と観光客の市街地への誘導など、観光客に対する利便性の向上と高岡の活性化に多いに貢献すると期待される。


物販部門予定図                 飲食部門予定図


ダイキャスト鋳造法による錫合金素材を使った装飾・機能性に優れた商品の開発

奨励額 70万円

株式会社メタルキャスト 代表取締役 盤若 明

[住 所] 高岡市戸出栄町46-5

 ダイキャスト鋳造法(以下、DC鋳造法)は、金型を用いたアルミ・亜鉛合金のための鋳造法で、本来、自動車、オートバイ、家電等の量産品向けの鋳造法であり、申請企業の得意とする技術である。
 本申請では、この強みを生かし、DC鋳造法を錫合金に応用することで、従来困難であった複雑形状品の製造・量産化、貴金属を付加した錫合金利用による金型のコスト低減、機能性向上により、新たな装飾性・機能性に優れた錫合金商品を開発するものである。錫への貴金属の合金化により、浄化作用や抗菌作用だけでなく、商品に要求される適度な硬度を発現させる。また、デザイナーの協力や3Dデータの活用など、地域との連携も取り入れ、DC鋳造法の利点を生かし、繊細で夢のある「和モダン」な食卓を飾る錫合金製の商品開発を行うもので、工芸都市高岡に相応しい新規な提案である。


錫の試作製品


まちなかの空き家を活用した「体験型 高岡町屋ゲストハウス」開設プロジェクト

奨励額 60万円

高岡まちっこプロジェクト実行委員会 代表 荒井里江

[住 所] 高岡市江尻846-1

 高岡市は、歴史に培われた伝統文化・伝統産業の魅力を備える一方で、人口減少・少子高齢化の加速に伴う空き家の増加が深刻な問題となっており、特に、まちなか区域でのその傾向が著しく、その対策が喫緊の課題となっている。
 そこで、本事業では、まちなかの空き家をリノベーション・コンバージョンし、学生等の若者や観光客等が歴史と文化ある高岡での暮らしを体験し、まちの魅力を感じてもらうことができる「ゲストハウス」を開設するものである。@ゲストハウスが学生等の若者らが集う拠点となることで、地域交流・居住の促進と地域コミュニティ活性化、交流人口増加によるまちの賑わいが創出される、Aまちなかに増加する空き家再生のモデルケースになる、B学生が発案するアイディアの実現を前提とすることで、地域貢献に通じた学生の社会教育の実践となるなど、高岡の地域経済・地域社会への貢献と波及効果が期待できる。


体験型高岡町屋ゲストハウス開設対象物件


仏壇工房改修による産業観光施設の機能強化

産業観光特別枠奨励額 50万円

株式会社大越仏壇 代表取締役社長 大越則夫

[住 所] 高岡市福岡町下老子736

 申請企業の工房では、仏壇の修復を主に行っており、また、その工程を見学できるよう開放している。また、工場見学と併せて、「箸」の金箔押し体験工房も開設し、仏壇の改修だけでなく、お客様の様々なニーズを発掘することにより、新製品の開発も併せて実施している。
 本申請では、会社設立40周年を機に社屋内装の改修を行い、見学者の利便性の一層の向上と高岡への観光客の誘客を高めると同時に、地域の方々にも地元の伝統産業に親しんでもらう工房に整備するものである。来訪後は、瑞龍寺、高岡大仏等へも出向いてもらえることが期待でき、高岡の産業観光に多いに貢献するものである。


体験工房風景              工場見学風景


高岡グリーンラーメンのパッケージ商品化

  奨励額 40万円

高岡観光ビジネス研究会 会長 津田晋也

[住 所] 高岡市波岡46-3

 平成24年度に完成した高岡グリーンラーメンは、北陸新幹線開業に向け、イベント等の出店を中心に周知活動を行い、多いに高岡のPRを行ってきた。高岡銅器、高岡古城公園のシンボルとも言える緑色を基調とするラーメンは他にはなく、今回、高岡産のほうれん草を使用し、生麺としてパッケージ化し、観光客へのお土産として商品化するものである。また、今後の発展として、各地のカラーラーメンと協働することで、富山県ブランド「カラーラーメンセット」としても発展させたいとしている。本事業により、地域経済の活性化とともに、高岡のPRへの貢献が多いに期待される。



高岡グリーンラーメン


「たかおかの器」でおもてなし

  奨励額 30万円

高岡漆器青年会 会長 國本耕太郎

[住 所] 高岡市中央町13

 高岡を訪れたお客様をおもてなしする場合、高岡のおいしい食材(魚、野菜、米など)とお酒でおもてなしを行っているが、漆器の器などの高岡の伝統工芸品が併せて利用されることが少なく、高岡の良さを十分活かされていなかった。
 そこで、本申請では、飲食店にとって導入の容易な業務用「たかおかの器セット」の開発に取り組み、飲食店や交流会などに低価格で貸し出し利用してもらうことで、おもてなしの差別化と「高岡らしさ」の提供を行い、観光や飲食のリピーターの獲得を図るものである。また、器のメンテナンスは高岡漆器青年会が行い、飲食店、個人の購入の拡大にも繋がり、伝統産業の振興とともに、高岡のPRに多いに貢献するものである。


商品イメージ                  店舗での工芸品活用例


地域観光・産業振興企画「獅子魂プロジェクト」

  奨励額 20万円

有限会社チャンスメーカー 代表取締役 大島信彦

[住 所] 高岡市戸出市野瀬790

 本申請は、北陸新幹線開業を前に、古くより富山県内各地域にて継承され続けている「獅子舞」が、伝承数日本一であることを広く認識してもらうことによって、「点」で開催されている「獅子舞」のインターネットを中心とした各種発信ツールで全世界に「面」として情報提供する企画である。有料で個人及び事業者のサポーターを募り、獅子魂のホームページを制作・運営するもので、高岡全体の獅子舞情報と獅子舞団体が集まる、専用ウェブサイトとなる。日本文化の世界への発信、県外や外国人観光客の誘客、高岡の食の観光との相乗効果など、クールジャパン構想のもと獅子舞のメッカ的イメージが確立されることにより、高岡の市民、地域、文化、経済を活性化する動力の一つとなることが多いに期待される。


サイト内では県内の獅子舞を紹介する


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