工芸都市高岡2006クラフトコンペティション

グランプリ


回  天

青山 幸雄/岐阜県岐阜市

 

 

 
とにかく細部が生き生きしていて、媚びるところがない。ともすると細かく、あるいは大雑把になりがちな線を、捻れを加えたロウ付け技術の確かさと、素材の欠点ともいえる錆を漆で固定し「適度に荒れている」魅力に変え、銀箔を配して緊張感のある造形に仕上げている。空間に奥行きを与え、花の有る無しを問わず目を止めて楽しさを覚える「うつわ」と「オブジェ」の重なりを、満場一致でグランプリに推した。

 

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