
2019年11月12日(火)、販売促進セミナーとして「弱者が強者に勝つ!小さな会社のバカ売れの秘密」を砺波商工会議所2階ホールにて開催しました。
「ビジネス心理コンサルタント」 岸 正龍氏を講師に迎え、お客さまが思わず自ら行動してしまう「共感」の作り方から、心理学に基づいた実践的な販促企画の立て方について解説いただきました。
岸氏は魚釣りにたとえて「売れる商品」と「売れない商品」の決定的な違いを説明されました。魚=お客様 釣り人=あなた ルアー・えさ=商品 海=マーケット と置き換えて販促を考えます。ただし、ここで陥ってしまいがちな罠があります。販促する際に「売れない商品」はルアー・えさ=商品側から考えてしまうというものです。では、「売れる商品」の販促はどこから考えるのかということですが、それは魚=お客様の側から考えるというものです。魚=お客様の心がどんなときに動くかを考えることが大切だと話されました。
また、欲しいときに欲しい売上を作る販促術の考え方として、人は感情でモノを買い、あとから理屈で正当化をするというものがあります。そのためには企画目的がある祭(イベント)を行うことが大切だと説明されました。岸氏のお店では祭をしていない時期は2月と11月だけだそうです。お祭りに入れたい3つの構成要素は①プレミアム②ニュース③オファーです。プレミアムは「あなただけの」や「限定」という要素です。ニュースは元号変更などの「社会のニュース」や創業○周年などの「会社のニュース」と祭を絡めるという意味です。オファーは「値引き」や「オマケ」や「保証」という要素です。
講義中は具体例が多く提示されたり、受講者自身が考える時間をとったりペアワークを行ったりと有意義かつ実践的なセミナーでした。