富山商工会議所の歴史

■明治13年(1880年)設立の富山商工会議所


 富山商工会議所は明治13年(1880年)6月22日、「富山商法会議所」として富山の実業家有志が結成したもので、わが国最初の「商工会議所」である東京商法会議所が誕生した明治11年(1878年)3月から遅れることわずか2年後のことでした。

 明治23年9月に「商業会議所条例」が発布され、これによってわが国の商工会議所の性格やあり方等に始めて法的基礎が与えられましたが、明治22年(1889年)4月に誕生した富山市においても同26年(1893年)4月12日、富山商業会議所が設立され、初代会頭に関野善次郎が就任しました。明治35年に改められた「商業会議所法」は会議所に経費負担の強制徴収権と地域的経済団体としての性格を与えました。

 戦後は占領当局の指示で英米式の会員制と任意加入制を取り入れた自主的な経済団体として再スタートしましたが、現在の富山商工会議所は昭和28年(1953年)に制定された新「商工会議所法」に基づき同29年に改編設立されたものです。

 富山商工会議所は歴代の会頭の下で、地域商工業者の指導機関として、また、地域世論を代表する機関として、富山市および社会全体の発展につながる諸問題に対して前向きに問題提起を行うとともに、積極的に事業活動をしてきました。


■歴代会頭

初代関野 善次郎第16代金井 久兵衛
第2代山田 信昌第17代馬瀬 清亮
第3代田辺 貫一第18代久保田 照雄
第4代吉田 耕三第19代八嶋 健三
第5代高桑 直助第20代犬島 伸一郎
第6代須田 藤次郎第21代木 繁雄
第7代出水 寛義第22代庵 栄伸
第8代金岡 又左衛門
第9代大間知 喜一郎
第10代米田 元吉郎
第11代井村 荒喜
第12代田辺 友太郎
第13代山田 正久
第14代成田 政次
第15代金岡 又左衛門

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