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◆富山市価値創造プロジェクトとは?◆


■様々な都市課題に直面
いま、日本は大きな転換期にあります。
その中で、富山市をはじめ地方都市の多くは、地方分権による都市の自立、限られた原資の効率的活用による都市経営の実践、都市人口の減少や少子高齢化への対応、中心市街地や商店街の活性化、環境整備や安全性の確保、地域産業の振興など、様々な都市課題に直面しています。

■市民の明確な意思形成と積極的な参加
富山市は、戦後復興から50数年を経て、都市基盤は相応に整備され、また、約10年後には北陸新幹線の東京まで乗り換えなしの開業が予定されています。
それを前提として、都市間競争や自立発展の考えに基づく「個性ある都市の価値づくり」が今後求められてきます。
それには、私たち市民・民間の明確な意思形成と、積極的な参加がより重要となってくると考えます。

■価値と認識し表明、共有する
また、富山市は、自然や景観、食の素材、産業、歴史や文化などの面で様々な価値資源を有しています。
しかし、私たち自身がそれを「価値である」と表明し、共有しない限り、他の人々からは「価値」と認識されないままに終わってしまう恐れがあります。
それこそ、「な〜ん。何もないっちゃ」では、個性ある富山市の価値づくりは進まず、ひいては都市間競争にも遅れをとることになります。

■特別委員会の設置
こうした認識のもと、富山商工会議所では、2002年1月に「富山市価値創造プロジェクト特別委員会」を発足させ、市民の手による、「価値資源」の発見、再評価、再構成、編集、創出と、市民による「価値資源」の共有と情報発信活動等の総体を「価値創造」と位置付けて、テーマ開発とシナリオづくりを9ヶ月にわたって進めました。
委員には、企業経営者や駅周辺・中心商店街関係者、学識経験者のほか、当所の青年部・女性会の代表の方々に就任していただきました。また、TMOや行政からもオブザーバー参加をお願いし、さらに客観的かつ幅広い議論を促すべく、ハード・ソフト両面のコンサルタントにもアドバイザーとして参画してもらいました。

■報告書の取りまとめ
この委員会の目的は、これまでありがちであった研究のための研究や、単なる勉強会、行政などへの提言に終わらせることのないように留意しました。
自らが実行できるテーマについては率先して行動するとともに、行政はじめ関係団体や機関との相互連携によって実施可能な場合には、そのシナリオの提言と具体的な取り組みを仕掛けていこうとの基本方針をもって進めました。
その検討結果を、あくまでその段階での報告書としてまとめ、市民や関係各位のご理解とより広いご意見の集約をしていきます。

■始動宣言
なお、本報告書に記載されている方針や価値創造テーマなどは、もとよりそれがすべてではなく、今後「富山市の価値創造」を実践し、促進していくための里程標という位置付けです。
その意味で、「提言」ではなく、「始動宣言」としました。
今後、様々な実験や実績を重ねていくことで、本報告書の内容自体が次第に変容していくことを敢えて企図しています。
何故ならば、「市民による、市民のための街づくり運動」の継続的な展開こそが、このプロジェクトの本質であると考えるからです。

■Good Working!TOYAMA
ゼロからのスタートではありません。私たちの足元を見つめなおしたとき、様々な価値資源があることに気づくはずです。
また、市内のあちこちで、様々な活動が始まっています。こうした活動一つひとつが、人々に、街に、未来に「価値」を届ける「Good Working」(仕事、働き、成果)であると考えます。
それをもっと増やしていこう。一人ひとりが「いい仕事(Good Working)」の担い手になろう。そんな思いを込めて、本プロジェクトのスローガンを「Good Working! TOYAMA――いい仕事、人へ、街へ、未来へ。」としました。
これを契機として、このプロジェクトへの幅広い市民・民間の参画と、自在なアイデア、そして何よりも果敢な挑戦と行動を切に期待します。

≪さあ、動き始めましょう!≫


富山市は、平成17年4月1日付けで、周辺の6町村の合併し、新しい富山市になりました。
人口は10万人増加し約42万人に、面積は従来の約5.9倍、海抜0メートルから3000メートルまでを含む広大な市域の中には、新しい富山市のさまざまな価値や価値資源があります。
そういう意味で私たちの価値創造プロジェクトも新しい段階に入ったと認識しています。

富山市は私たちが住む街です。私たちは富山市が好きです。
しかし、現状に満足し、街づくりの努力を怠ると、都市間競争に遅れをとることになります。
街づくりは、私たち市民が主体的に行うべきです。もちろん、行政にお願いすることはあるでしょう。でも、行政まかせではないはずです。

私たちが発信しなければ意思は伝わりません。私たちが行動しなければ何も変わりません。
先ずは、市民一人ひとりが、自分で出来ることから動きだしませんか。
自分が変わる(自分を変える)と、周囲が変わります。会社や地域が変わっていきます。
そうなれば、大きな変革の波になっていくでしょう。

私たち(富山商工会議所)も出来ることから動きだしています。
市民の皆さん、企業の皆さんも、出来ることで結構ですので、動きだしませんか。そこから、未来に向かって富山市が輝いていくはずです。

≪Good Working! TOYAMA≫
〜いい仕事、人へ、街へ、未来へ〜

お問い合わせは、富山商工会議所 企画総務部(TEL 076-423-1112)までお願いします。



・思い出に残る富山の素晴らしさ〜県外有識者アンケート調査結果から〜 (富山商工会議所会報「商工とやま」H14.8・9月号)
・「価値創造」について語ろう〜分科会座長座談会〜(H14.11月号)
・いい仕事、未来へ。〜富山市価値創造プロジェクト始動宣言の概要〜(H14.12月号)