2025年 ガラス
アワード
水月(すいげつ)
食器
ガラス、金箔、銀箔
6×6×8㎝
①〜⑤:各¥30,800
5点セット:¥154,000
- ほとんど個体差はありません。
硅砂組
ケイサグミ
大阪府豊中市
略歴
バーナーワークやサンドブラストによりガラス作品を制作する田上惠美子。
研磨やバーナー、キルンワークによりガラスや石の作品を制作する田上拓。
上記2名により2018年に結成。ガラス、岩石、漆、箔、和紙などによる作品の制作を開始。
- 2019年
- 国際ガラス展金沢 金賞受賞
- 2023年
- 「New Glass Review43」掲載(コーニングガラス美術館 USA)
作品について
コアガラス技法によるバーナーワークでガラス中空容器を成型し、外面に箔を熔着。徐冷後内部を研磨。
- 表示価格はすべて税込です。
講評
薄青の水面から月が現れたような幻想的な酒器になっています。「珪砂組」というガラスや金属などの素材で複合技術による表現を模索し京都を中心に活動するユニットの作品です。コアガラス技法によるバーナーワークで薄く軽い作品に成型し、金箔と銀箔で表面を仕上げているため金属の表面でありながら軽さを生かした作品が素晴らしいと思いました。
実際に使用するときは薄青の台から外して使用するのですが、ぐい呑み単体も存在感と美しさがあり、台から外して使用しても決して「台無し」にはなりません。今後の「珪砂組」の活躍に期待したいと思います。
(能作 克治)