お知らせ
高岡商工会議所 伏木支所メモリアル展示
港町として栄えた伏木の象徴を再現します
高岡商工会議所伏木支所の建物は、明治43年(1910)に伏木銀行として建築されたもので、洋風のデザインを取り入れた、港町伏木を象徴する建築でした。しかし、令和6年1月1日に発生した能登半島地震で被災。今秋、惜しまれながら公費解体される予定です。
解体前の伏木支所を記憶にとどめていただくために、柱や銘板の実物、説明パネルなどを展示しています。
伏木支所のあゆみ
伏木銀行のあった湊町は、明治時代のビジネス街であり、昭和初期には6行もの金融機関が存在していました。また、運送会社などの支店が立ち並び、その資金需要も旺盛でした。昭和4年(1929)には、伏木殖産銀行と伏木銀行が合併し、伏木商業銀行となります。
その後、昭和48年(1973)に、高岡商工会議所がこの建物を買い取り、「高岡商工会議所伏木支所」としました。所有者が変わっていく中で、「使いながら保存」されており、保存状態もよく、高岡商工会議所伏木支所は、平成8年(1996)に発足した国登録有形文化財制度の「第1回認定富山第1号」を受けました。
伏木支所メモリアル常設展示
■オープン日■
通年公開(お正月を除いて年中無休)
■見学時間■
午前9時より午後5時まで 見学自由(見学無料)
■展示場所■
高岡商工ビル2階(高岡市丸の内1-40)
デジタルコンテンツ
タッチパネルでは伏木支所115年の歴史を紹介し、画像や図面、360℃ビューなどをご覧いただくことができます。
また、伏木港の近代化に尽力した藤井能三はじめ富山県西部の産業偉人も紹介しています。